
院長ご挨拶

院長 瀬上 友見
この度、自由が丘ぶどうの木こどもクリニックを開院させていただきます。
子ども時代を過ごし、現在も家族と過ごす思い入れの強いこの土地で開業できることをとても嬉しく思います。
医師として20年以上診療していく中で、小児科診療では親御さんをサポートすることがとても大切だと感じています。
私自身の育児においても、不安や悩みは尽きないものです。小児科医である私でも、子育ては戸惑いや不安を伴うものであり、これが医学的な知識のない親御さんにとっては尚更と思います。大きな病気を抱えているお子さんはもちろんですが、ちょっとした鼻水でも、便秘や睡眠、お肌のトラブルでも親御さんにとってはとても心配なことです。
大学病院や総合病院で学んだ知識や経験は私にとって大きな財産でありますが、親御さんと子ども達の生活に寄り添った、継続的な子育て支援をしたいという気持ちが強くなり、開業を決意しました。
世田谷区では産後ケア事業や親子の精神科診療を経験し、親御さんのサポート以外にも、行政や子育て支援者との連携がいかに大切かを学びました。
私の好きな言葉に「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」という言葉があります。
育児は楽しいことや嬉しいことが沢山ありますが、悲しいこと、悩むことも沢山あります。
私はこれまで多くの人に支えられてきました。身近で一緒に喜んでくれたり悲しんでくれる家族や友人、職場の仲間達がいると、前に進む自信や勇気が沸きます。
クリニックを受診されるお子さんや親御さんと向き合う時は、この言葉を大切に診療していきたいと思っています。私も全ての答えがわかるわけではないですし、いいアドバイスが思いつかないときもあるかもしれません。答えが分からない時でも一緒に考え、時に笑い、時に泣き、親御さん達の子育てが孤育てにならないよう、伴走できる小児科医として、歩んでいけたらと思っています。
I am delighted to announce the opening of Jiyugaoka Budo-no ki Children's Clinic in a place where I grew up and raised my kids.
With over 20 years of experience in pediatrics, I have learned that supporting parents is just as important as caring for children. Every concern, big or small, matters to families. My goal is to provide a clinic where parents feel supported and children can grow with confidence.
Like the grapevine, which grows deep roots to bear fruit, I hope this clinic will take root in the community, helping families flourish. Guided by the belief, “Rejoice with those who rejoice, and weep with those who weep,” I will strive to walk alongside you in your parenting journey.
Thank you for your trust and support.
資格
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日本小児科学会小児科専門医
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日本小児科医会認定こどもの心相談医
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エピペン登録医
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シダキュア、ミティキュア登録医
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IFNetA認定子ども摂食アドバイザー
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NESTA認定Kid's Nutrition Specialist
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IPHI 妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント
略歴
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昭和大学医学部卒業
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淀川キリスト教病院
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昭和大学病院NICU
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いなみ小児科、クリニックおぐら、たまこどもクリニック等

クリニック名とロゴマークについて
「ぶどうの木」は、とても長い根を張る植物で、その根から水分や栄養分を吸収し、よい実を結ぼうとします。よい実を結ぶためには、枝の手入れや剪定が欠かせず、手間のかかる植物だと言われています。私たちは、クリニックを受診される子どもたちが生きる力や栄養を蓄え、自信をもち、いつの日か豊かな実を結べるようお手伝いできたら幸せです。また、子どもたちが各々の実を結べるよう、親御さんのサポートも大切にしたいと考えています。
「ひつじ」は迷子になりやすい動物で、時に人間が羊に例えられることがあります。私たち人間も、人生の中で迷いや苦しみに直面し、助けが必要になる時があります。そんな時、当クリニックが、親御さんやお子さまが安心して自分の気持ちを表現できる場所になれればと願っています。